宮崎県小林市南西方
施工:クロダエコプロ
使用工法:クリアシールド・システム
民間の小規模太陽光発電所である。
54kW規模が2基隣接し、モジュールは合計432枚、表面積約700㎡である。
これら全てが現場でクリアシールド処理された。クリアシールドは最初の光透過率を維持し、長期にわたる累積発電量を増大させる。
ニュートライザー処理してから、クリアシールドを塗布する。
手前のパネルが鈍く光っているのはクリアシールドの余剰ポリマーのせいで、洗浄または降雨により除去されるとムラはなくなり、クリアシールド層は完全に透明になる。
鹿児島県鹿児島市 公立学校共済組合鹿児島宿泊所
設計:類設計室・東条設計JV
施工:鹿島・東急ほかJV
クリアシールド施工:2000年
直前が錦江湾と桜島で塩害と火山灰の影響を直接受ける悪条件である。海側の窓ガラス外部約1000㎡が新築時に現場でクリアシールド処理された。
12年後に簡単な追跡調査を行ったところ、全般的にガラスは非常にきれいで、ホテルのご担当の方によれば、火山灰が付着しても簡単な水洗いで残滓無く落ちるとのこと。
業者による定期クリーニングは年2回であるが、噴火により火山灰で汚れた場合は適宜ホテルのスタッフがクリーニングしている。
火山灰のためか、鹿児島にはガラスを多用した建物が少ないようである。クリアシールドがメンテナンスの軽減とガラスの保護に長期的効果があることが実証されたといえる。
非常に高度の撥水性を未だに維持している。ただし、ガラスの下部や植栽の近くでは軽度の汚損が認められた。